リゾートバイトの中抜けシフトとは?通しシフトとの違いと注意点
一般的なアルバイトでは、採用されていない仕組みの「中抜けシフト」。
リゾートバイトのような宿泊業では、昼間の仕事が少ないので、中抜けシフトが採用されています。
リゾートバイトの中抜けシフトとは、「朝働き、昼に休憩、夜に働く」という、変わったシフトになっています。この中抜けの休憩時間は大体4時間程度です。
この記事を読めば次のことがわかります。
- 中抜けシフトとは?
- 中抜けシフトのメリット、デメリット
- 中抜けシフトはどんな人に向いてる?
中抜けシフトは独特なので注意が必要です!
リゾートバイトは「中抜けシフト」と「通しシフト」がある
リゾートバイトの勤務シフトには、一般的な勤務形態である「通しシフト」の他にリゾートバイトならではの「中抜けシフト」があります。
通しシフトとは、1時間程度の休憩を取って長時間連続して働くシフトのことです。
一方の中抜けシフトは、忙しい時間帯だけ仕事をして間に3~5時間程度の休憩を取る、リゾートバイトならではの勤務シフトです。
具体的に、ホテルや旅館の忙しい時間帯は
チェックアウト | 07:00~11:00 |
---|---|
朝食 | 07:00~10:00 |
チェックイン | 15:00~19:00 |
夕食 | 18:00~21:00 |
このように、朝と夕方~夜に偏っています。
そのため一般的な通しシフトでの8時間勤務に当てはめてしまうと、
- 7時~15時 (1時間休憩)
- 12時~21時 (1時間休憩)
いずれも昼の時間帯に暇な時間ができてしまいます。
そこで暇な昼の時間帯を長時間の休憩にして、朝と夜のピークタイムを両方働けるようにしたのが「中抜けシフト」なのです。
中抜けシフトの一例を挙げると、このようになります。
- 7時~11時:勤務(4時間)
- 11時~16時:中抜け休憩(5時間)
- 16時~20時:勤務(4時間)
拘束時間が長く感じられるかもしれませんが、中抜け休憩の時間は外出して観光したり、一時帰宅して昼寝したりと完全に自由に過ごすことができるのです。
さらに、一人のバイトで朝と夜のピークタイム両方に入ってもらうことができるので、人手が不足しがちな旅館やホテルでは中抜けシフトを採用しているところが多いです。
ホテルや旅館は中抜けシフトがほとんどです!
中抜けシフトのメリット
仮眠できる
通しシフトの1時間休憩でも、食事後の数十分を仮眠に充てるという方もいるでしょう。
しかし、中抜けシフトであれば休憩が長いので仮眠時間も長く取ることができます。
寮が近ければ、昼休みに寮に帰ってゆっくりと昼食&仮眠を取ることも可能。
職場の休憩室で他の人がいると落ち着けない、という方でも人目を気にせずゆっくり休んで、午後の勤務に備えることができますよ。
昼間に観光ができる
体力のある人なら、休憩時間でプチ観光に出かけることもできます。
通しシフトだと自由時間が夜だけになってしまいますが、中抜けシフトで昼間に4時間程度の休憩時間があれば、近隣の名所を観光したり、その地域の名物料理を堪能したりと十分楽しめます。
スキマ時間で勉強や副業ができる
1日の仕事を終えたあと、くたくたに疲れた状態で副業や資格取得のための勉強をするのってなかなか大変ですよね。
しかし、中抜けシフトなら午前勤務後の休憩時間を副業や勉強に充てることができます。
4~5時間程度の休憩時間があれば、昼食+仮眠+勉強や副業、全てをこなすことも可能ですよ。
忙しくてもしっかり昼休憩を取ることができる
通し勤務だと昼休憩が1時間しかないので、繫忙期で1日中忙しい職場だったりすると休憩が短くなってしまうこともあります。
しかし中抜けシフトはもともと昼休憩の時間が長いので、午前の勤務時間が延長したとしてもしっかりと休憩を取ることができるのです。
稼ぎやすい
通しシフトの場合は残業のチャンスが1回しかありませんが、中抜けシフトなら午前勤務終了時と午後勤務終了時の2回、残業のチャンスがあります。
さらに忙しい時間帯に勤務が集中しているので、接客対応や残務処理で残業が増えがちなのでその分多く稼ぐことができます。
中抜けシフトのデメリット、きついという声も
拘束時間が長い
昼間に長時間の休憩が入るので拘束時間が長く、8時間勤務で中抜け休憩が5時間の場合は出勤から退勤まで13時間もあります。
休憩時間は観光したり仮眠したり自由に過ごすことができますが、午後勤務があるので時間を気にしなくてはいけませんし、完全に気が休まるわけではありません。
体力的にきつい
休憩時間が長い分、朝早い出勤&夜遅い退勤になってしまうので人によっては体力的にきついと感じてしまうケースも。
例えば朝7時出勤で中抜け休憩が5時間ある場合だと20時までの勤務となってしまうのでどうしても夜の就寝時間が短くなってしまいます。
昼に仮眠できるとはいえ、早起きが苦手な人や夜にたっぷり寝たい人にとってはきつい勤務シフトだと言えるでしょう。
丸1日の休みが少ないケースがある
リゾートバイトの中でも旅館の中居さんの場合、「たすき掛け」と呼ばれる特殊な勤務シフトを採用している職場があります。
これは担当のお客さまを同じ中居さんがお世話するための勤務シフトで、チェックイン(午後)からチェックアウト(午前)までを1日とカウント。
この流れに合わせて休みを取るため基本的には午前か午後のどちらかは出勤することとなってしまい、丸1日のお休みがとりづらくなってしまうのです。
生活リズムが崩れがち
昼休憩でしっかり仮眠を取ることができるのが中抜けシフトのメリットである一方、昼に長時間寝てしまうと夜眠れなくなってしまうというデメリットもあります。
さらに中抜けシフトは朝早くから夜遅くまで働くことになるので、どうしても生活リズムが乱れがちです。
観光やスキーに行きたい方は中抜けシフトがおすすめ
「せっかく観光地で働くのだからたっぷり観光したい!」
「リゾートバイトで稼ぎながらスキーも楽しみたい」
そんな人には断然、中抜けシフトがおすすめです。
例えばスキー場のレストランやスキー場併設のホテルなどのリゾートバイトなら、中抜け休憩を利用して昼間にがっつりスキーやスノボを楽しめますよ。
スキー場やスキー場近くのホテルのリゾートバイトなら無料リフト券付きという職場も多いので、よりお得にスノースポーツを楽しむことができますね。
中抜けシフトに関するQ&A
中抜けシフトは通常のアルバイトとは異なるため、疑問等が多いです。
そこで、よくある質問を答えていこうと思います。
Q.中抜けシフトはどんな人に向いている?
中抜けシフトでのリゾートバイトが向いているのは、以下のような方です。
逆に向いていない人は、
このような人には通しシフトの方が向いていると言えるでしょう。
Q.中抜けシフトで時間を有効活用するコツは?
中抜けシフトの休憩時間を仮眠や勉強に充てたいという方は、勤務地の近くに寮のある職場を選ぶのがポイント。
旅館・ホテルでのリゾートバイトなら、数分で帰宅できる「客室利用の寮」がイチオシです。
短時間で一時帰宅ができるので、移動に無駄な時間を割くことなく休憩時間を有効活用できます。
寮から勤務地までの距離や所要時間は、担当者に確認すれば教えてもらうことができますよ。
Q.中抜けシフトが多い業種は?
リゾートバイトの中でも旅館やホテル、レストランなどでは多くの場所が中抜けシフトを採用しています。
逆に、テーマパークやスキー場などは通しシフトを採用している職場が多いです。
まとめ|中抜けは有効に使えるとメリットも多い
リゾートバイトの中抜けシフトについて、メリットデメリットや注意点について解説しました。
長い休憩時間を有効に使えれば、中抜けシフトという勤務形態はメリットがたくさんあります。
興味のある方は、ぜひ中抜けシフトでのリゾートバイトにチャレンジしてみてくださいね!